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巨大なエネルギー・鳴門の渦潮

鳴門海峡・四国と兵庫県淡路島の間の狭い海峡。この海峡を流れる海水は最も早い流れの時で
20km/hを越えるといわれている。世界でも屈指の海峡だ。            
引力に従い潮の満ち引がある。月の引力は地球に大きく作用する。あの狭い鳴門海峡で起きる渦潮は引力のなせる業だ。
鳴門海峡・渦潮
渦潮
渦は僅か4〜5秒ぐらいの間隔で出現したり消えたりしている。大潮の時が大きな渦を見られる。この写真を撮った時は小さな渦が頻繁に現れていた。よく見ていないと直ぐ消えてしまう。
観潮船・日本丸
観潮船・日本丸
鳴門寄りの橋脚の近くで比較的大きな渦潮が出現した。撮影場所が淡路側であったので、リアルな写真が撮れなかったのが残念だった。渦潮の近くに浮かんでいる船は観潮船の日本丸だ。
月と太陽の引力関係
潮汐・潮の満ち干の話
太陽と月と地球が一直線になる新月と満月の時は、月の潮汐力に太陽の潮汐力がプラスされるため、潮位は最も高くなる。 半月の時の上弦と下弦の時は潮位が最も低くなる。太陽の潮汐力は月の潮汐力より格段に大きい質量を持つが、地球に及ぼす潮汐力は遠距離のため、月の潮汐力の1/2程度である。
 《地球は自転しながら太陽の周りを365.2422日かけて公転をしている。月は地球の周りを27日7時間43.2分かけて公転して、自転は公転に同期している(恒星月)。朔望月は平均して29.530589日となっている。》
朔望月
朔望月とは月の満ち欠けの1周期のこといい、新月を朔、満月を望という。朔から次の朔、あるいは望から次の望までの期間のことを指す。
新月(大潮)
地球と太陽の間に月がある場合は新月で、この時は日中に月が頭上にある為に見ない。
満月(大潮)
太陽と月の間に地球がある場合が満月で、この時は夜間に月が頭上にあり煌々とした月が見れる。。
潮の満ち引き
鳴門海峡はなぜ潮の流れが速い?
太陽と月の引力によって潮汐は発生する。太陽と月と地球が直線状に並んだ時、潮汐が最大になり潮の流れも最大になる。 太陽と月の引力を比べると、格段に太陽の引力の方が大きい。しかし月の引力は地球に距離が近い分大きな影響力を及ぼす。
月の引力によって海水面が高くなり、高くなった海水面は月の動きと共に、東から西へ向かって移動する。 太平洋の沖合いから西へ伝わってきた潮汐は、紀伊水道で2つに分かれ、一方は鳴門海峡南側へ到達し、満潮を迎える。もう一方は友ケ島へと向かい、大阪湾・明石海峡を経由して、鳴門海峡北側へと伝播する。 鳴門海峡北側が満潮になった時、南側が満潮を迎えてからすでに約5時間以上が経過しており、干潮となっている。それによって水位に差が生じ、潮位の高い方から低い方へ、つまり北から南へと潮が流る。この流れを「南流」と呼ぶ。 そして再び約6時間後には逆に鳴門海峡北側が干潮になると南側が満潮となり、南から北へと流る。この流れを「北流」と呼ぶ。 (1周期12時間として約半分)
大潮時は太平洋と瀬戸内海の水位差は1.5メートルにもなり、水位の低い方に大量の海水が流れ込む。この鳴門海峡は幅が1.3mと狭く、本流は時速13km/hから15km/hで流れているが、20km/hの速さで流れになることもある。
以上のようなサイクルで干満差は一日4回、毎日確実に繰り返されている。
鳴門の渦潮(ウィキペディアより)
鳴門海峡の渦潮
鳴門海峡の渦潮・その仕組み
鳴門海峡の潮流の速度は日本一といわれ、世界三大潮流に数えられている。
海峡名物の渦潮は、鳴門海峡の本流を時速13km/hから15km/hで流れる海水と、海峡の両岸の比較的ゆるい流れの海水の境目で発生する。鳴門海峡海底の複雑な地形も関係して大きな渦潮が発生する。 大潮(満月・新月)の時は渦潮が直径で20mにもなることもある。 鳴門海峡の仕組み
世界三大潮流
鳴門と淡路島の間の「鳴門海峡」、イタリア半島とシシリー島間の「メッシーナ海峡」、北アメリカ西岸とバンクーバー島東岸との間「セイモア海峡」が世界三大潮流と呼ばれている。
メッシーナ海峡(ウィキペディアより)
メッシーナ海峡