健康が一番・そのV  
Ю 沖縄のアタマジラミなどに効果 新しい
イベルメクチン
寄生虫の感染によってアフリカやアジアなどで広がる熱帯病の特効薬のひとつ。
年間約3億人に投与され、多くの人命を救っている。
北里大特別栄誉教授の大村智さんが静岡県のゴルフ場で見つけた土壌の細菌がつくりだす物質を基に、米製薬会社メルクと共同研究で開発した。
副作用がほとんどなく、耐性を持つ寄生虫が現れないのも特徴とされる。
世界保健機関(WHO)はイベルメクチンにより、オンコセルカ症やリンパ系フィラリア症を2020年代に撲滅できると見込んでいる。
Ю 脂漏性角化症 新しい
或る日突然肌にポツンと膨らんだイボの様なできものが現る。放置しておくと徐々に大きくなるようだ。
三枚の写真の場合、症状の出た場所が額の目立つ場所で、真黒ないぼ状の突起で患者としても人目を気にしてしまう。皮膚にできた黒い出来物は皮膚がん(メラノーマ)の可能性もあり患者としても非常に気にするところだ。この患者の場合は幸いに皮膚がんではなく、皮膚科医の診断で「脂漏性角化症」という老人に多い皮膚病であった。診断が下りこの皮膚の出来物を除去治療をする。何種類かの除去法がある。一番簡単なのは「冷凍凝固術」である。所謂「液体窒素」を病変の患部に綿棒等にたっぷり滲みこませ液体窒素を塗りその部分を凍死させる訳だ。冷凍及び解凍を何回か繰り返しワンクールとする。二週間後程度にその施術を再度行う。三回目の施術で殆んど除去できるが稀に長引く場合もあるようだ。写真1は一回目の施術の時の画像。写真2は一回目の施術の結果である。写真3は二回目の施術の結果である。茶色に変色した皮膚の色だが、冷凍凝固術の前とは全く違う。冷凍凝固術は保険が適用される。保険適用外の施術法としては炭酸ガスでの除去、及びレーザ照射での除去法などあると聞く。この様な症状で気になされている方は皮膚科で診察を受けるのが最善である。
老人特有の皮膚病・脂漏性角化症1 老人特有の皮膚病・脂漏性角化症2 老人特有の皮膚病・脂漏性角化症3
Ю 脳の認知機能改善に一役「チョコレート」
厚生労働省の推計によると高齢化の進展に伴って国内の認知症患者数は平成24年で約462万人(65歳高齢者の約7人に1人)と推計され、今から10年後の37年には認知症患者は700万人前後になり、65歳以上の高齢者に対する割合は約5人に1人に上昇する見通しとしている。今回の実証試験の最終報告で、認知症が身近な食品として手軽に食べられるチョコレートで予防できる可能性が高まったことが示唆されたため、さらに関係者の注目を集めそうだ。実証研究を監修した愛知学院大学心神科学部の大澤俊彦教授の講演をWeb上に載せる。全文は画像をクリック拡大して一読してほしい。
Ю「睡眠の老化と上手く付き合う」
歳と共に夜の眠りがままならなくなる。歳だからしょうがないと諦めの気持ちで毎日を過ごしているが、夜、周囲が寝静まっているのに悶々と寝返りばかりして、時間が経っていくのは人には解ってもらえない、辛いものがある。
睡眠健常者?は「眠れなきゃ起きて眠くなるまで待てばよい」などと無責任な事をいうが、当の本人には死ぬほど辛い事である。ましてや仕事を持ち仕事に出掛けなければならない等の制約がある場合はとても辛い。自ずと睡眠薬等に頼らざるを得ない。
年齢による変化は睡眠も老化するということ。脳がしっかりしていても、老化は30歳代後半から40歳代に始まります。
こう言うのは、大阪回生病院(大阪市淀川区)睡眠医療センターの谷口充孝部長で、睡眠の老化とは具体的にどんなものだろう。
谷口部長は@睡眠時間が短縮する  A睡眠が断片化し深い眠りが減る
B眠くなるのが早まり、朝早く目が覚める、など睡眠リズムが乱れ始めるを挙げる。そして「睡眠の質を高める難しいので生活パターンを変えて睡眠老化と上手に付き合うことが大切」という
Ю[難病バージャー病新治療法]
バージャ病とは、報告者のレオ・バージャー氏の名前にちなんで病名が付けられた。
特定疾患治療研究事業対象(公費対象)の難病。手足の指に冷えやしびれを感じ、歩くたびに強い痛みが走り、歩行困難になるなどの症状が有る。
重症化すれば、安静時にも激しい痛みが生じ、皮膚のただれ(潰瘍)、体の組織の壊死が起こることがある。治療は禁煙が基本。薬物治療では血液の環境をよくし、血栓の生成を防ぐため、血流改善剤や抗血小板製剤を投与する。血流改善のため、バイパス手術が行われることもあるが、血管が細く、詰まる範囲が長いため、困難とされる。
この難病の治療法を、国立循環器病研究センター(大阪府吹田市)の河原田修身・同センター血管内科医長が開発した。「手術の技術などを標準化し一般の医療として使えるようにしたい」と話している。悩んでいる方は是非掲載している記事を読んでほしい。
Ю[8割以上が睡眠難民]
東京中央区にある「血めぐり研究会」が調べてわかった。睡眠に不満があると回答した439人の内53.8%の人が「何らかの対策をしているが改善されない」と答え、32.6%の人が対策方法が分らないと答え、86.4%の人が睡眠難民であった。
眠れないほど辛いことはない。寝よう寝ようとすると余計に目がさえてくる。そんな経験をした人は沢山いるはずだ。私はそのような時躊躇なく睡眠安定剤を服用する。薬に頼ってでも睡眠する方がずっと健康的だからだ。
新聞に睡眠についての特集が載っていたので貼り付けておく。現在の睡眠安定剤はほとんど危険性がないといわれている。医師の指示に従い服用しよう。
※失明患者の視力回復/ 網膜色素変性症で失明した患者に朗報 ・研究進む
「網膜色素変性症」という難病で失明した患者の網膜を微弱な電流で刺激し、物の動きを指で追える程度に視力を回復させることに、大阪大大学院の不二門尚教授らが国内で初めて成功した。数年以内に、この病気で失明した患者が杖を使わずに歩ける実用化レベルの技術確率を目指す。教授らは今年4〜7月、網膜色素変性症で失明して10年以上が経過した兵庫県の女性(72)と千葉県の女性(67)に、光を感じる網膜を電気的に刺激する「人工網膜」の臨床試験を行った。網膜の外側にある強膜(白目の部分)に白金製の電極チップ(7_四方)を、眼球内に別の電極それぞれ埋め込む。小型のCCDカメラを患者の額に取り付け、パソコンの画像を撮影して白黒画像に処理した後、こめかみに埋め込んだ装置に無線で信号を送り、装置につないだ電極チップから、わずかに残った網膜の神経細胞を微弱電流で刺激する仕組み。1ヵ月間試験した結果、患者は白い箸箱の動きを指で追える程度にまで視力が回復。千葉県の女性は網膜が活性化し、チップを外した後も、ろうそくの明かりが分るという。臨床研究で先行する米国やドイツでは電極を網膜に直接はり付けるため、網膜を傷付ける恐れがある。強膜に間接的に装着する今回の手法は、より安全性が高いという。
大阪大大学院不二門尚教授ら 産経新聞 2010年12月6日
※ソフトコンタクトレンズは装着前に必ずすすぎを。怖い角膜感染症
ソフトレンズの消毒液として多目的溶剤(MPS)が普及している。それに伴い深刻な眼障害が増えていることがわかった。日本コンタクトレンズ学会は「こすり洗い」に加え、「装着前のすすぎ」を徹底するよう呼びかけている。ただ消毒液の添付説明書には「こすり洗い」についての表示はあっても、「装着前のすすぎ」には触れていないものも多い。
(MPS)は洗浄、すすぎ、保存、消毒を一本で行うことができる消毒液。ソフトコンタクトレンズは含水量が高く、レンズの内部で細菌が繁殖しやすい。そのため、一日使い捨てのもの以外は使用後に消毒をする必要がある。消毒法はかっては加熱する煮沸が主流だったが、非加熱の過酸化水素、ヨード剤、(MPS)へと変わってきた。それぞれ長所と短所があるが、(MPS)は他のものに比べて消毒時間が短く、操作もより簡単だ。だが消毒力は最も弱い。どの消毒法でも誤った使い方でトラブルは起こるが、(MPS)の普及に伴い、「アカントアメーバ」など重傷の角膜感染症が増加世界的に問題になっている。日本コンタクトレンズ学会と国民生活センターが共同で実施した調査では、対象者の60%のレンズケースから細菌が検出された。ケースが汚染されていると、こすり洗いをしても保存中にケースからレンズに細菌が移る可能性がある。角膜感染症に罹らないためには「装着前のすすぎ」を含めた正しいケア法を徹底する必要がある。添付文書で「すすがずにそのまま装用できる」と書いてあっても、感染を防ぐためにレンズは必ず(MPS)ですすいでから使ってほしいと呼びかけている。 [産経新聞2010/11/10]
《写真をポイントすると説明文を表示》 細菌・「アカントアメーバ」
精神生理性不眠症の方に朗報 /新睡眠薬(ラメルテオン)
現代人は5人に1人が不眠症と言われている。 体は疲れきっているのに眠れない。ソファなどに座ってテレビなど見ていると、うとうとして居眠りをしてしまう。だがいざ布団の中に入ると体の疲れとは裏腹に、眠れない。脳の中も疲れているはずなのに目が冴えてくる。そんな状態で一晩中悶々とする。これ程辛いことはない。眠れないままに朝になる。頭の芯がぼーっとした状態で一日が始る。 このような状態を「精神生理性不眠症」というらしい。そんな辛い不眠症に「新薬」が開発された。「ラメルテオン」(商品名・ロゼレム・武田薬品)という睡眠薬だ。左の画像をclick拡大して読んでみよう。掛かりつけの医師に相談してみたらどうだろう。
内耳内の毛根欠損で遺伝性難聴に /京大研究チーム
内耳の再生に生えた毛の毛根が、遺伝子の変異で形成されないことが遺伝性難聴の原因の一つになっていることを、京都大学付属病院の北尻真一郎助教(耳鼻咽喉科学)らの研究チームが突きとめ、28日付(日本時間)の米科学誌「セル」(電子版)に発表した。内耳には渦巻状の管があり、毛根を持つ「不動毛」が生えた有毛細胞が並んでいる。音(空気の振動)がこの毛を揺らすことで神経細胞に電気信号が伝わり、脳が音を感知するが、毛根ができないと不動毛が安定せず、この仕組みがうまく働かないことを明らかにしたという。チームは、内耳にある「TRIOBP」と呼ばれる遺伝子が働き、繊維を束にしてこの毛根を形成することを発見。遺伝性難聴患者の血液を解析するなどし、この遺伝子に変異があることも確かめた。北尻教授は、遺伝性難聴だけでなく、多くの難聴は「不動毛」の根本の異常がみられるとした上で、「研究を進め、さまざまな難聴の治療法を確立したい」としている。
2010/5/28 産経新聞
加齢黄半斑変性という眼病のチェック表
※加齢黄斑変性※
加齢に伴い眼の網膜にある黄斑部が変性を起こす疾患である。初期症状としては変視症を訴える人が多く、それをきっかけに眼科受診をし、この疾患に気づく方が多い。その後病状の悪化ともにゆがみが強くなり、眼底出血などにより視力低下、中心暗点がみられ、失明に至る場合もある。
近年高齢者に増加しており、アメリカでは中途失明原因の第一位である。男性の方が女性に比べ、3倍多い。 発生要因として加齢 喫煙 高血圧 遺伝子 酸化ストレス などがあげられている。(ウィキペディアより) 最近、視界の真ん中が暗く見えたり、ゆがんだりしてきたと感じることはないだろうか。もしかすると、それは「加齢黄斑変性」という目の病気かもしれない。加齢黄斑変性の恐れがある人は、50歳以上の70万人といわれ、日本人の失明(視覚障害者)原因疾患の第4位でもある。現在では新しい治療法があるので、眼科医に相談することが肝要だ。