京都の北のはずれ大原の里、紅葉の大原三千院、そして清香山玉泉寺寂光院を訪ねた。まるで別世界のような紅葉の渦に暫し見惚れる 三室戸寺(宇治)《戻》 《次》奥嵯峨・常寂光寺/二尊院(京都) ◇大原の里秋景色◇(京都)

お寺・神社を訪ねて/京都大原・三千院/寂光院の秋

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2010年11月13日 京都大原の三千院・寂光院の紅葉を見る。大原 の里は紅葉が早い。この時期の朝晩の冷え込みは相当厳しく紅葉 の早いのも頷ける。期待通りの景観に暫し見惚れ立ち尽くす。   
大きな画像を配置しています。表示できない場合もありますがご容赦下さい。

寂光院の秋・深まる紅葉、暫くするとこの景色も白一色になる。

京都大原の里、寂光院
京都大原・三千院門跡 御殿門

大原の地は千有余年前より魚山と呼ばれ、仏教音楽(声明)発祥の地であり、念仏聖による浄土信仰の聖地として今日に至る。創建は傳教大師最澄上人(767〜822)が比叡山延暦寺建立の際、草庵を結ばれたのに始まる。[三千院パンフより]

三千院境内図

三千院境内図

三千院庭園

三千院有清園庭園(角度を変えて撮る)
三千院には往生極楽院阿弥陀堂を中心とした有清園庭園(瑠璃光庭)と、客殿に面する聚碧園(しょうへきえん)庭園の二つの庭園がある。

三千院庭園

有清園は、往生極楽院阿弥陀堂を中心に、「細波の滝」の滝石組・中島を有する池等が設けられ、杉の木立と杉苔を中心とした特徴的な景観を作り出している。

往生極楽院 往生極楽院阿弥陀堂

寺伝では寛和二年(986)に『往生要集(おうじょうようしゅう)』の著者で天台浄土教の大成者である恵心僧都源信が父母の菩提のため姉の案養尼と共に建立したと伝えられる。お堂に比べて大きい「阿弥陀三尊像(国宝)」を納めている。天井は船底型に折上げ、その天井に極楽浄土に舞う天女や諸菩薩の姿が極彩色で描かれている。[阿弥陀三尊像は撮影禁止]

三千院庭園

双方の庭園とも、杉の木立や、滝流れや池あるいは築山等の美しい景観を作り出している寺院の庭園として貴重である。

三千院庭園

聚碧園(しょうへきえん)庭園は、小さな滝が流れ二段の池・築山と、縁先手水鉢からの流れに伴う平庭からなり、築山ごしに有清園の杉の木立や往生極楽院阿弥陀堂を望むことができる。

往生極楽院阿弥陀堂

往生極楽院阿弥陀堂ないの阿弥陀三尊像は中尊の阿弥陀如来は来迎印を結び、左の勢至菩薩は合掌し、右の観世音菩薩は往生者を蓮台に乗せる姿で、両菩薩共に少し前かがみに跪く「大和坐り」で慈悲に満ちたお姿である。

わらべ地蔵

わらべ地蔵・可愛い姿、顔が印象的なお地蔵さん。

わらべ地蔵

われべ地蔵・小さなお地蔵さんが散らばって、参拝者の善男善女を迎えてくれる。

三千院庭園説明立て札

三千院庭園説明立て札

日射しに映える紅葉

薄暗い木立の中、紅葉の木立の所を強調するかのように、日が射しこむ。眩いばかりの紅葉の赤に目が眩む思い。

金色不動堂 金色不動堂

紫陽花苑内にある金色不動堂は、智証大師作と伝えられる秘仏金色不動明王を本尊とし、平成元年に建立された、祈願の根本道場。

石仏

石仏・鎌倉時代の阿弥陀如来像

石仏

にこっと笑っている石仏。心が和む優しい表情。訪れる人々を優しく出迎えてくれる。慈悲のお顔だ。

妙音福寿大弁才天

京の七福神・妙音福寿大弁才天「おんそらそばていえいそわか」宇賀神「おんうがやじゃやぎゃらべいそわか」

石庭

観音堂の横に広がる石庭は補陀落浄土を再現した石庭、二十五菩薩慈眼の庭が配置されている。

観音堂 観音堂

身の丈三メートルの立像の観音様が祀られている。観音堂の周りにはご縁を結ばれた方々の小観音像が安置されている。

2010年11月13日京都大原の三千院・寂光院の紅葉を見る。大原の 里は紅葉が早い。いつもの事だろうが沢山の観光客で溢れていた
寂光院本堂
寂光院御詠歌 「難波より大原の里にしたひきて 寂光院のみ仏にぞなむ願へひと六万躰の地蔵尊 わけてたまわる信の深きに」
与謝野晶子 「ほととぎす治承寿永の御国母 三十にして経よます寺」
建礼門院 「思ひきやみ山のおくに住居して 雲井の月をよそに見むとは」 《戻》 寂光院本堂

寂光院は天台宗の尼寺で、山号は清香山、寺号を玉泉寺という。推古二(594)年に、聖徳太子が御父用明天皇の菩提を弔うために建立された。(平成十二(2000)年五月九日発生の火災で大きく損傷した)本堂手前右側にある大きな南蛮鉄の雪見灯篭は、太閤豊臣秀吉の寄進で桃山城にあった物を移した。

千年姫小松

諸行無常の鐘楼と千年姫小松(ご神木)
本堂前西側の庭園は、平家物語当時のままで、心字池、千年の姫小松、苔むした石、汀の桜などがある。この樹齢千年の銘木も、本堂の火災によって傷みが激しくなり、遂に平成十六年夏に枯れ死した。

苔むした庭園

苔がいたるところにあり、寂光院の歴史を窺い知る。

寂光院正門

寂光院正門

紅葉、錦絵の如く

紅葉が何ともいえぬ錦絵を描いている。人には真似の出来ない見事な錦絵を。

寂光院案内

案内板には寂光院の由緒を事細かに書きしたためてある。このページを見るにあたり拡大して参考にされたし。

拡大して高画質画像でご覧下さい。 大原の里・寂光院

本堂前北側の庭園。回遊式四方正面の庭で、林泉・木立・清浄の池として表現された。特に石清水を引いた三段の瀧を玉だれの泉と称し、一段一段高さと角度が異なり、三つの瀧のそれぞれ異なる音色が、一つに合奏するかのように作庭された。

本堂裏山の紅葉 四方正面の庭

本堂裏山の紅葉が寂光院を寄り一層浮かび上がらせる。

四方正面の池に錦鯉が悠然と泳いでいた。錦鯉の華やかな色合いに負けじと、赤いもみじの葉も振舞っている。

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